2016年05月09日

スペインのはしご酒

アルハンブラ宮殿を見るためグラナダへ行こうと思ってセビリアの駅へ行くと、グラナダ行は午後にしかなかったので、急遽セビリアから近いコルドバに行くことにした。 ヨーロッパのほとんどの国で利用できる2か月間有効のシュトュデント・レイスパス(二等車)を持っていたので、切符を買う手間も要らず気の向くままに列車に列車に飛び乗る旅をしていた。 宿代を浮かす為に、夜行列車に乗ることも多かったが1976年のことであう。

事前に何も調べていないので、コルトバがどんな町なのか知識はゼロであったが、とりあえず旧市街へ行けば街歩きだけでも楽しめる。 スペインの街は通りは狭く白壁だけの感じがするが、通りから家の中を覗くと中庭に花が咲き誇りとても美しい、恐らく外敵からの防衛のため通りは狭く迷路のようになっているのであろう。

歩くのに疲れたので大きな建物の前で休んでいると、通りかかったスペイン人の青年が当時は日本人が珍しかったので、声をかけてきた。 今昼休みなので、ワインをおごってやるから一緒に飲みに行こうと誘われた、スペインの昼休みは長い。 一杯だけおごってくれるのかと思ったら、一軒のワイン酒場では本当に一杯だけで、すぐに次の店に移動してまた一杯だけ飲む、これがスペイン流のはしご酒なのだろうか、それともいろんなワインの味を日本人旅行者に体験させようと思ったからかもしれない。

彼の仕事の始まる時間が近づいてきたので、心配して尋ねると、仕事は明日にすると言って家に帰って行った。 スペイン人の男は気前がいい、その後駅へ行く途中にあった酒場の前を通った時も、中にいた客が表に出て来て日本の昭和天皇の名前を叫びながら、ワインをおごってやるから一緒に飲もうと誘われた。 独裁政権のフランコが亡くなって間もない時期だったので、デモクラシアとみんなが何度も言って乾杯をしていた。
スペインは食べ物も美味しいしワインも安く、人も黒髪の人が多く親しみやすく居心地の良い国であった。

因みに、コルドバの旧市街の大きな建物はメスキータモスク(日本に帰国してから知った)で、今は世界遺産になっており多くの観光客が訪ねる観光スポットである。 真ん前にいたのに、あの特徴ある柱を見逃したことは後悔しているが、コルトバに行く楽しみを神様が残してくれたのかもしれない。 コルトバのもう人るの観光スポットであるローマ橋は、ただの古い橋と当時はおもっていたので感動はなかったが、橋の上から旧市街の写真を写すためいった。

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posted by 旅のマイスター at 18:56| Comment(0) | 日記
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