2013年07月25日

スイスでパンに感動

今は日本でもおいしいパンが食べれるが、1970年代はパンといえば食パンか菓子パンで、食べておいしいと思ったことは一度もなかった。 初めてヨーロッパに行く前、ヨーロッパ人はあんなまずいパンを毎日食べてよく嫌にならないなと思っていたが、それは間違いであった。 シンガポールからチューリッヒに行く飛行機の中で知り合ったスイス人の青年に、時間があるなら自分の家に来ないかと誘われ、スイス人がどんな生活をしているか興味があったので泊めてもらうことにした。

ところがチューリッヒに着いてから、彼が家に電話をしてお母さんに日本人を連れて行くと話をしたら、お母さんが反対しているのが彼の話しぶりから分かった。 飛行機の中で知り合ったどこの馬の骨とも分からない外国人を、自分の家に泊めるのを反対するのは当然なので、彼に自分はドイツに行くから構わないよと言ったが、お母さんの説得を止めようとしない。 彼の粘りでお母さんもやっと承諾してくれたので、ドイツとは反対方向の列車に乗って彼の家に向かった。 彼の家に行っても家族に歓迎してもらえないのではと心配したが、お母さんはとても温厚そうな人で安心した。

彼の住むラングビース村は人口が300人で、彼の家はパン屋をしていた。 パン屋の朝は早く、パンの焼ける香ばしい匂いで目が覚める。 初めて食べるスイスのパンは、今まで自分が日本で食べていたパンとは全く別物で、めちゃくちゃ美味しかった。 いくら食べても飽きず、お腹がいっぱいになるまで食べさせてもらった。 彼の家にはヨーロッパを旅行中、何度も泊めてもらい、友人が家にいない時も泊めてもらったことがある。 彼とは、今も友人として付き合っている。
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2013年07月23日

スイスのちょっといい話

スイスのマイリンゲンにあるユースホステルに泊まった時、シーズンオフだったので宿泊客は私と小学生の団体だけだった。 朝食を食べていたとき、突然目の前に新鮮な野菜が入ったサラダボールが現れた、驚いて顔を上げると小さな女の子が恥ずかしさで顔を赤らめながら立っていた。 ありがとうと言って野菜を分けてもらうとき、女の子の肩越しに引率している先生が、こちらに向かってウインクをしているのが見えた。 女の子は先生に言われて、私の所に野菜サラダを持って来てくれたのである。 

この時の経験は、今もいい思い出として心に残っている。 残念ながら、男の先生だった。
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2013年07月21日

ヨーロッパ旅の始まり

ヨーロッパに初めて足を踏み入れたのは1976年、シンガポールでの2年間の留学を終え、当時一番安かったソ連のアエロフロートでスイスのチューリッヒへ行った。 もともとドイツが好きでヨーロッパにあこがれていたので、飛行機が高度を下げ始めたときに初めて見たヨーロッパの家並みに大変感動した。 シンガポールからチューリッヒまでの途中でトラブルがあり、予定外の経験をすることになるが、それは別の機会に書かせてもらいます。

ヨーロッパの真ん中に位置し、どこに行くにも便利なスイスを旅の拠点にして、主に鉄道でヨーロッパを動き回った。 一度だけヒッチハイクをドイツでしたことがあるが、車を停めるのが簡単でなかったので、それ以降はしなかった。

写真はスイスのベルンにある連邦議会議事堂の裏にある公園、ここからのアルプスの眺めは素晴らしく、旅の拠点の宿にしていたユースホステルも公園のすぐ下にある。 一緒に写っているのはオーストラリア人旅行者で、彼がシンガポールのカトンYMCAに泊まった時に知り合い、偶然ベルンのユースホステルで再会した、おまけに部屋も同じだった。 ベルンは中世の街並みが残るキレイな街で、交通の便もよいのでヨーロッパを旅行中に何度も滞在しました。 スイスといえばアルプスだけがよく知られていますが、美しい中世の街並みが残る町もたくさんあり、スイスは山の美しい自然と歴史ある文化も楽しめる国です。

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